前回、CentOS7 の仮想環境が Windows10 上にできました。
今回は、CentOS7 に Apache を入れて Web サービスを動かしてみます。
Apache2.4 インストール
VMware Workstation 14 Player を起動。
作った仮想環境 を選択して 仮想マシンの再生 をクリックします。
CentOS のログイン画面
一般ユーザーでログインします。
一般ユーザー をクリックします。
パスワード に 一般ユーザーのパスワード を入力して[サインイン]をクリックします。
デスクトップの空いているところで、右クリックをして出てきたメニューの 端末を開く を選択します。
一般ユーザーでログインしているので端末内で su コマンド使って root になります。
パスワードは root のパスワードを入力します。
[user@localhost ~]$ su パスワード: [root@localhost user]#
yum コマンドで Apache をインストールします。
[root@localhost user]# yum install httpd
インストールされるパッケージが表示されます。
Is this ok [y/d/N]:
と表示されたら y を入力して Enter を押します。
これで Apache がインストールされました。
Apache の設定
Apache の設定ファイル httpd.conf を編集します。
Directory “/var/www/html” の所の AllowOverride None を AllowOverride All にします。
まず、httpd.conf ファイルのバックアップをとってから編集します。
[root@localhost user]# cp -p /etc/httpd/conf/httpd.con /etc/httpd/conf/httpd.conf.old [root@localhost user]# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf <Directory "/var/www/html"> AllowOverride All </Directory>
AllowOverride None の N のところにカーソルを持っていきます。
x キーを4回押します。
Shift + A を押して INSERT モードになったら、All と入力します。
ESC キーを押して INSERT モードを抜けたら Shift + ZZ で保存終了します。
Apache の起動
[root@localhost user]# systemctl start httpd
Apache の確認
[root@localhost user]# systemctl status httpd
Active: active (running) になっていれば起動しています。
Apache の自動起動設定
サーバーの再起動時などに自動起動するように設定します。
[root@localhost user]# systemctl enable httpd
firewall の設定
現在の状況を firewall-cmd コマンドで確認します。
現在の firewall 確認
[root@localhost user]# firewall-cmd --list-all . . services: ssh dhcpv6-client . .
services の所に http がないのを確認。
80番ポートを開く
80番ポート(http)を開きます。
[root@localhost user]# firewall-cmd --add-service=http --permanent success
設定の反映
変更した設定を反映させます。
[root@localhost user]# firewall-cmd --reload success
反映後の firewall 確認
firewall を確認します。
[root@localhost user]# firewall-cmd --list-all . . services: ssh dhcpv6-client http . .
services の所に http があるのを確認。
ブラウザからの確認
Windowsのブラウザを起動してCentOSのアドレスを入力すると、
Testing 123…
のページが表示される。
インストール完了
これで Apache のインストールと Web サーバーの起動がてきました。
Apache のバージョン確認
[root@localhost user]# httpd -v Server version: Apache/2.4.6 (CentOS) Server built: Apr 20 2018 18:10:38
SELinux の無効化
この時点で、SELinux の無効化をしておきます。
SELinux の状態確認
現在の SELinux の状態を確認します。
[root@localhost user]# getenforce Enforcing
Enforcing は SELinux が有効なので無効にします。
SELinux の config ファイルを編集します。
まず、config ファイルのバックアップを作ってから編集します。
[root@localhost user]# cp -p /etc/selinux/config /etc/selinux/config.old [root@localhost user]# vi /etc/selinux/config SELINUX=disabled
SELINUX=enforcing
↓
SELINUX=disabled
SELINUX=enforcing の e のところにカーソルを持っていきます。
x キーを9回押します。
Shift + A を押して INSERT モードになったら、disabled と入力します。
ESC キーを押して INSERT モードを抜けたら Shift + ZZ で保存終了します。
[root@localhost user]# exit exit [user@localhost ~]$
で root を抜けます。
[user@localhost ~]$ exit
で ターミナルを抜けます。
右上の電源マークから 再起動 をクリックします。
作業完了
これで Windows10 にインストールした VMware Workstation Player 上で CentOS + Apache が動くようになりました。
次回は PHP をインストールします。