Windows10にVMwareを入れて CentOS7.5 Apache2.4 PHP7.2 MySQL5.7 上で WordPress4.5.9 を動かしてみる【その3】

前回、CentOS7 の仮想環境が Windows10 上にできました。

Windows10にVMwareを入れて CentOS7.5 Apache2.4 PHP7.2 MySQL5.7 上で WordPress4.5.9 を動かしてみる【その2】
Windows10 に仮想環境をインストールして WordPress を動かすまでを手順をおって説明しています。 前回、Windows に VMware Workstation Player をインストールするところまでやりました。 今回は...

今回は、CentOS7 に Apache を入れて Web サービスを動かしてみます。

Apache2.4 インストール

VMware Workstation 14 Player を起動。
作った仮想環境 を選択して 仮想マシンの再生 をクリックします。

CentOS のログイン画面

一般ユーザーでログインします。
一般ユーザー をクリックします。
パスワード一般ユーザーのパスワード を入力して[サインイン]をクリックします。

デスクトップの空いているところで、右クリックをして出てきたメニューの 端末を開く を選択します。

一般ユーザーでログインしているので端末内で su コマンド使って root になります。
パスワードは root のパスワードを入力します。

[user@localhost ~]$ su
パスワード:
[root@localhost user]# 

yum コマンドで Apache をインストールします。

[root@localhost user]# yum install httpd

インストールされるパッケージが表示されます。

Is this ok [y/d/N]: 

と表示されたら y を入力して Enter を押します。

これで Apache がインストールされました。

Apache の設定

Apache の設定ファイル httpd.conf を編集します。
Directory “/var/www/html” の所の AllowOverride None を AllowOverride All にします。
まず、httpd.conf ファイルのバックアップをとってから編集します。

[root@localhost user]# cp -p /etc/httpd/conf/httpd.con /etc/httpd/conf/httpd.conf.old
[root@localhost user]# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
<Directory "/var/www/html">
    AllowOverride All
</Directory>

AllowOverride None の N のところにカーソルを持っていきます。
x キーを4回押します。
Shift + A を押して INSERT モードになったら、All と入力します。
ESC キーを押して INSERT モードを抜けたら Shift + ZZ で保存終了します。

Apache の起動

[root@localhost user]# systemctl start httpd

Apache の確認

[root@localhost user]# systemctl status httpd

Active: active (running) になっていれば起動しています。

Apache の自動起動設定

サーバーの再起動時などに自動起動するように設定します。

[root@localhost user]# systemctl enable httpd

firewall の設定

現在の状況を firewall-cmd コマンドで確認します。

現在の firewall 確認

[root@localhost user]# firewall-cmd --list-all
  .
  .
services: ssh dhcpv6-client
  .
  .

services の所に http がないのを確認。

80番ポートを開く

80番ポート(http)を開きます。

[root@localhost user]# firewall-cmd --add-service=http --permanent
success

設定の反映

変更した設定を反映させます。

[root@localhost user]# firewall-cmd --reload
success

反映後の firewall 確認

firewall を確認します。

[root@localhost user]# firewall-cmd --list-all
  .
  .
services: ssh dhcpv6-client http
  .
  .

services の所に http があるのを確認。

ブラウザからの確認

Windowsのブラウザを起動してCentOSのアドレスを入力すると、

Testing 123…

のページが表示される。

インストール完了

これで Apache のインストールと Web サーバーの起動がてきました。

Apache のバージョン確認

[root@localhost user]# httpd -v
Server version: Apache/2.4.6 (CentOS)
Server built:   Apr 20 2018 18:10:38

SELinux の無効化

この時点で、SELinux の無効化をしておきます。

SELinux の状態確認

現在の SELinux の状態を確認します。

[root@localhost user]# getenforce
Enforcing

Enforcing は SELinux が有効なので無効にします。

SELinux の config ファイルを編集します。
まず、config ファイルのバックアップを作ってから編集します。

[root@localhost user]# cp -p /etc/selinux/config /etc/selinux/config.old
[root@localhost user]# vi /etc/selinux/config
SELINUX=disabled

SELINUX=enforcing

SELINUX=disabled
SELINUX=enforcing の e のところにカーソルを持っていきます。
x キーを9回押します。
Shift + A を押して INSERT モードになったら、disabled と入力します。
ESC キーを押して INSERT モードを抜けたら Shift + ZZ で保存終了します。

[root@localhost user]# exit
exit
[user@localhost ~]$ 

で root を抜けます。

[user@localhost ~]$ exit

で ターミナルを抜けます。

右上の電源マークから 再起動 をクリックします。

作業完了

これで Windows10 にインストールした VMware Workstation Player 上で CentOS + Apache が動くようになりました。

次回は PHP をインストールします。

Windows10にVMwareを入れて CentOS7.5 Apache2.4 PHP7.2 MySQL5.7 上で WordPress4.5.9 を動かしてみる【その4】
前回は、Windows10 上の VMware Workstation Player で作った仮想環境に CentOS7 + Apache2.4 まで入れました。 今回は、この仮想環境に PHP7.2 をインストールします。 PHP7.2 ...

 

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