Windows10にVMwareを入れて CentOS7.5 Apache2.4 PHP7.2 MySQL5.7 上で WordPress4.5.9 を動かしてみる【その2】

Windows10 に仮想環境をインストールして WordPress を動かすまでを手順をおって説明しています。
前回、Windows に VMware Workstation Player をインストールするところまでやりました。

Windows10にVMwareを入れて CentOS7.5 Apache2.4 PHP7.2 MySQL5.7 上で WordPress4.5.9 を動かしてみる【その1】
WordPress に興味が出たのですが、レンタルサーバーなどをいきなり借りるのではなく、とりあえず触ってみたいだけなんだけど...と思ったので Windows10 に仮想環境をインストールして WordPress を動かすことにしました。...

今回は、仮想環境を作って CentOS7 をインストールするところまでやってみましょう。
少し長文ですが一気にやってしまった方が良いと思うのでがんばりましょう。

CentOS7 の準備

www.centos.orgにアクセスして、左側にある[Get CentOS Now] クリック、次に[DVD ISO] クリック。
CentOS-7-x86_64-DVD-1804.iso をダウンロード
CentOS-7-x86_64-DVD-1804.iso
(2018.05.17現在)

仮想環境作成

VMware Workstatiob Player を起動して、新規仮想マシンの作成 をクリックします。

新規仮想マシン作成ウィザードへようこそ

後で OS をインストール にチェックします。

ゲスト OS の選択

ゲストOS は Linux にチェックします。
バージョン は CentOS 7 64 ビット を選択します。

仮想マシンの名前

仮想マシン名 はお好きな名前を指定してください。CentOS 7 64 ビット そのままでも可。

場所 は仮想環境が作成される場所です。Cドライブの容量が気になる方は他のドライブを指定してください。

ディスクの容量の指定

ディスク最大サイズ は希望のサイズにしてください。とりあえず WordPress を体験したいだけなら 20.0GB で大丈夫です。
仮想ディスクを複数のファイルに分割 にチェックをします。

仮想マシンを作成する準備完了

設定内容が表示されているので確認して[完了]をクリックします。

ここまでで仮想環境の器ができる

CentOS7 インストールの準備

作った仮想環境 を選択して 仮想マシン設定の編集 をクリックします。

仮想マシン設定

ハードウェア

CD/DVD(IDE) をクリックして、ISOイメージファイルを使用する にチェックをします。
先ほどダウンロードしておいた CentOS-7-x86_64-DVD-1804.iso を選択します。
ネットワークアダプタ をクリックして、ブリッジ にチェックして、物理ネットワーク接続の状態を複製 にチェックします。
[OK] をクリック

CentOS7 のインストール

作った仮想環境 を選択して 仮想マシンの再生 をクリックします。

ソフトウェアの更新

もし、VMware Workstation Pro のソフトウェア更新が開いた場合は [このバージョンをスキップ]をクリックします。

CentOS 7

カーソルキーで選ぶか I キーを押して Install CentOS 7 を選択して Enter キーを押す。

CentOS 7 へようこそ。

日本語日本語(日本) を選択して [続行] をクリックします。

※とりあえず VMware Tools に関しては放っておく

インストールの概要

ソフトウェアの選択 をクリックします。

ソフトウェアの選択

ベース環境を GNOME Desktop にチェックします。

別に最小限インストールでもいいのですが GUI があったほうが楽な場合が多いので GUI を入れました。
端末を複数起動できるのが便利。

選択した環境のアドオンを 開発ツール にチェックします。

開発ツールは VMware Tools をインストールするときに必要です。

[完了] をクリックします。

インストールソース と ソフトウェアの選択 にビックリマークがついているがそのうち消える。

インストール先 をクリックします。

インストール先

インストール先を指定します。そのままで[完了]をクリックします。

[インストールの開始] をクリックします。

Root パスワード をクリックします。

rootパスワード

root の パスワード 設定して [完了] をクリックします。

※簡単なパスワードの場合 [完了] を2回クリックする必要があります。

ユーザーの作成 をクリックします。

ユーザーの作成

フルネーム はそのままでかまいません。
ユーザー名 を入力します。
このユーザーを管理者にする はチェックしません。
パスワード を設定して[完了]をクリックします。

※簡単なパスワードの場合 [完了] を2回クリックする必要があります。

[再起動] をクリックします。

CentOS7 の初期設定

LICENSE INFORMATION をクリックします。

ライセンス情報

ライセンス契約に同意します。 にチェックして [完了] クリックします。

ネットワークとホスト名 をクリックします。

ネットワークとホスト名

ホスト名を任意のものにして[適用]をクリックします。

[設定] をクリックします。
全般 をクリックします。
この接続が利用可能になったときは自動的に接続する をチェックします。
IPV4 のセッティング をクリックします。

Windows 側の操作

ここで、ちょっと Windows の方を操作します。
Windows システム ツールコマンド プロンプト を起動します。

ipconfig コマンドで設定を確認します。

C:\Users\user>ipconfig
イーサネット アダプター イーサネット:

接続固有の DNS サフィックス . . . . .:
リンクローカル IPv6 アドレス. . . . .: xxxx::xxxx:xxxx:xxxx:xxxx
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.x.xx
サブネット マスク . . . . . . . . . .: 255.255.255.0
デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: 192.168.x.1

IPv4 アドレスの所を見て Windows の IPアドレスを確認します。
たいていの場合は 192.168.0.xx とか 192.168.1.xx になっていると思います。

それをふまえて IPv4 の設定をします。

方式:手動
[追加] をクリックします。
アドレス:192.168.x.111
ネットマスク:24
ゲートウェイ:192.168.x.1
DNS:192.168.x.1

アドレスは Windows の IPv4 アドレスの末尾を 111 にしたもの。
ゲートウェイと DNS は Windows のデフォルト ゲートウェイと同じもの。

ようは、仮想環境の CentOS を固定 IP にしたいなということです。
私の環境での設定になりますのでご了承ください。

[保存]をクリックします。
接続済みになります。
[完了] をクリックします。

[設定の完了] をクリックします。

CentOS 7 のインストール完了

CentOS7 のインストールができました。

引き続き 環境の設定を行います。

CentOS 7 に VMwareTools をインストール

まず、root でログインして VMware Tools をインストールします。

CentOS のログイン画面

アカウントがみつかりませんか? をクリックします。
ユーザー名 に root を入力して [次へ]をクリックします。
パスワード に root のパスワード を入力して[サインイン]をクリックします。

しばらくまっていると ようこそ の画面になります。

ようこそ

日本語 にチェックがついてるの確認して [次へ] をクリックします。

入力

日本語 にチェックがついてるのを確認して [次へ] をクリックします。

プライバシー

位置情報サービス は オフ にして [次へ] をクリックします。

オンラインアカウント

[スキップ] をクリックします。

準備完了

[CentOS Linux を使い始める] をクリックします。

ブラウザで表示された はじめて使う方へ を閉じる。

VMware Tools のインストール

デスクトップの空いているところで、右クリックをして出てきたメニューの 端末を開く を選択する。

Toolsのインストール をクリックします。

ソフトウェアの更新

[ダウンロードしてインストール] をクリックします。

VMware Tools のメディアがマウントされます。

端末からコマンドを入力してインストールします。
/tmp に移動してから、VMWareTools をコピーしてきます。
解凍して、vmware-tools-distrib に移動してから vmware-install.pl を実行します。

[root@localhost ~] # cd /tmp
[root@localhost tmp] # cp -p /run/media/root/VMware\ Tools/VMwareTools-10.2.0-7259539.tar.gz .
[root@localhost tmp] # tar xvf VMwareTools-10.2.0-7259539.tar.gz
[root@localhost tmp] # cd vmware-tools-distrib
[root@localhost tmp] # ./vmware-install.pl
2018.06.27追記
VMWareTools のバージョンが変わっていました。
VMwareTools-10.2.5-8068393.tar.gz

何回か入力待ちになるので、その度に Enter を押します。

17回ぐらい入力待ちになりました。

この辺の所は Linux コマンドになりますので、以下のような本が一冊あると便利です。
私が持っているのは緑の表紙でした。

Enjoy,

--the VMware team

Enjoy, が出たらターミナルを閉じます。

[root@localhost ~] # exit

右上の電源マークから 電源オフ をクリックします。

VMware Workstation 14 Player が終了する。

CentOS 7 の環境設定

VMware Workstation 14 Player を起動。

作った仮想環境 を選択して 仮想マシン設定の編集 をクリックします。

仮想マシン設定

ハードウェア

CD/DVD(IDE) をクリックして、物理ドライブを使用する にチェックをします。
自動検出 を選択します。
[OK] をクリックします。

CentOS のログイン画面

今度は 一般ユーザー をクリックします。
パスワード一般ユーザーのパスワード を入力して[サインイン]をクリックします。

また ようこそ の画面が出るので同じ設定。
初めて使う方へ を閉じる

画面のブランクスクリーン解除

アプリケーションシステムツール設定電源管理
省電力のブランクスクリーン を しない に設定します。
設定画面を閉じる。

画面がブランクスクリーンになると一々パスワードを入力しないといけないのが面倒なので、ブランクスクリーンの設定は解除しました。

CentOS 7 のアップデート

デスクトップの空いているところで、右クリックをして出てきたメニューの 端末を開く を選択します。

一般ユーザーでログインしているので端末内で su コマンド使って root になります。
パスワードは root のパスワードを入力します。

[user@localhost ~]$ su
パスワード:
[root@localhost user]# 

yum コマンドでアップデートします。

# yum update

更新できるパッケージがズラズラ出てきます。

Is this ok [y/d/N]:

と表示されたら y を入れて Enter を押します。

上記の処理を行います。よろしいでしょうか? [y/N]

と表示されたら y を入れて Enter を押します。

[root@localhost user]# exit
exit
[user@localhost ~]$ 

で root を抜けます。

[user@localhost ~]$ exit

で ターミナルを抜けます。

右上の電源マークから 再起動 をクリックします。

インストール完了

これで Windows10 にインストールした VMware Workstation Player 上で CentOS が動くようになりました。

次回は Apache をインストールします。

Windows10にVMwareを入れて CentOS7.5 Apache2.4 PHP7.2 MySQL5.7 上で WordPress4.5.9 を動かしてみる【その3】
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